2016年9月3日土曜日

国連によるSustainable Development Goals(SDG)の大幅改定

寡聞にして不勉強だったので、国連による持続可能な開発目標が大きく改定されて、かなり充実した目標設定がなされてたということをつい最近知った。よい機会なので、下にその大目標を日本語訳しておく。各大目標の下にはより具体的な小目標が設定されており、全体として立体的な構成になっているように思う。

1.すべての場所においてあらゆる形の貧困を撲滅する。
2.飢餓をなくし、食糧の安全保障と栄養状態を改善し、持続的な農業を推進する。
3.健康な生活を保証し、全世代においてよい人間存在(well-being)のあり方を推進する。
4.包括的で平等な教育を保障し、すべての人が生涯学習できる機会を推進していく。
5.ジェンダーの平等を達成し、女性と女の子の権利を保障する。
6.水の入手可能性と持続的な管理、そして、衛生をすべての人に保証する。
7.エネルギーが供給され、信頼性があり、持続可能であることがすべての人に保証する。
8.包括的で持続可能な経済成長を持続的に推進し、すべての人に対する完全で生産的な雇用および尊厳ある労働を推進する。
9.レジリアントなインフラを構築し、包括的、持続的な産業を推進し、イノベーションを育む。
10.国内および国際的な不平等を削減する。
11.都市および人間の居住地を包括的、安全、レジリアント、持続的なものにする。
12.持続的な消費と生産のパターンを保証する。
13.気候変動とそのインパクトに立ち向かうための緊急のアクションをとる。
14.持続的な発展のため外洋、海洋、海産資源を保全し持続的に利用する。
15.陸域の生態系の保護、修復、持続的な利用を行い、持続的な森林管理を行い、砂漠化に立ち向かい、土地劣化を食い止め修復し、生物多様性の損失を食い止める。
16.持続的な発展のために平和で包括的な社会形成を推進し、すべての人が社会的な正義にアクセスすることができるようにし、効果的で、説明責任があり、包括的な制度を構築する。
17.持続的な発展のための国際的なパートナーシップを実装する方法を強化し、再活性化する。

inclusiveという用語が多用されているが、どのように訳したらよいかがわからなかった。とりあえず包括的とそのままの訳になっている。また、ocean, sea, marineという用語が並列で使用されているのだが、これらをどう区別するのかもわからなかったので、適当な訳になっている。そのほか、この手の文章の専門家ではないので、適切な用語が用いられていない点も多いと思う。引用をしたいと思う人は、別途、専門家による訳を参照されたほうがよいかと思う。

いずれにしても、よきにつけ悪しきにつけ、今後は、この目標となんらかの形でリンクさせないと、研究成果の世界的な流れとの関連付けが難しいだろう。


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