水文学も地球システムのうちの一要素として位置づける必要がある。システム論は、現在、いろいろな分野で注目を集めている。システムは、複数の相互作用する要素から構成され、要素どうしの相互作用により要素ひとつひとつだけを単独で見たときには見られない特性が生み出されるのが、システムの特徴だとされる。システムバイオロジー、進化システムバイオロジーなど注目すべき分野が台頭している。地球システムを考えるときには、気圏、地圏、水圏、生物圏、人間圏という要素を考え、それらの相互作用から生み出される特性というようにとらえることが多いが、生物圏を構成する生物種に着目したときに、生物の進化をシステム論的にとらえていくのがシステムバイオロジーである。システムの要素はまたシステムを構成し、そのシステムの要素はさらにシステムを構成し、というように、システムは、要素とシステムを介して、入れ子状になっていると捉えることができる。
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